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【竹芝駅周辺の住みやすさについて】
竹芝駅は「ゆりかもめ」の駅で、竹芝ふ頭(伊豆・小笠原諸島への旅客船ターミナル)の最寄り駅として知られています。近年、「WATERS takeshiba(ウォーターズ竹芝)」や「東京ポートシティ竹芝」といった大規模な再開発が行われ、オフィス、ホテル、商業施設、劇場(JR東日本四季劇場)などが集まる、新しいウォーターフロントエリアとして変貌を遂げました。浜松町駅にも近接しています。
しかし、結論から言うと、竹芝駅周辺は一般的な意味での「居住エリア」とは言い難く、住む場所としての選択肢は極めて限定的です。
竹芝駅周辺の住みやすさ:メリット
交通アクセスが良い(浜松町・大門駅連携):
ゆりかもめで新橋やお台場方面へアクセスできます。
浜松町駅(JR山手線・京浜東北線・東京モノレール)および大門駅(都営浅草線・大江戸線)まで徒歩5分~10分程度と非常に近く、都内各所や羽田空港へのアクセスは抜群です。
ウォーターフロントの開放的な環境・景観:
海に面しており、開放的な雰囲気と海の景色を楽しめます。新しく整備されたデッキや広場は散策にも気持ちが良いです。
新しい複合施設の魅力:
「ウォーターズ竹芝」や「東京ポートシティ竹芝」には、レストラン、カフェ、ショップ、劇場、イベントスペースなどがあり、訪れる場所としては魅力的です。
安全な環境:
新しい開発エリアであり、オフィスやホテルなどが中心のため、セキュリティは高く、きれいで安全な環境です。
浜離宮恩賜庭園に近い:
広大な浜離宮恩賜庭園にも歩いて行ける距離です。
竹芝駅周辺の住みやすさ:考慮すべき点(デメリット)
住居の選択肢がほぼ皆無:
最大の問題点です。 竹芝エリア自体には、一般的な賃貸マンションや分譲マンションはほとんど存在しません。一部にサービスアパートメントなどがある可能性はありますが、選択肢は極めて限られます。
日常の買い物施設(特にスーパー)が無い:
エリア内に住民向けのスーパーマーケットはありません。日常的な食料品の買い物をするには、浜松町駅周辺(マルエツ プチなど)や、さらに他のエリアまで足を運ぶ必要があり、非常に不便です。
ビジネス・商業・交通結節点の性格が強い:
基本的にオフィス、ホテル、劇場、船着き場といった機能が中心であり、「生活する街」としての雰囲気はほとんどありません。地域コミュニティなども期待しにくいでしょう。
時間帯により閑散としている:
オフィスワーカーやイベント・観劇客、船の利用者がいない時間帯(特に夜間や休日の一部)は、人通りが少なくなり閑散とする可能性があります。
浜松町駅等への徒歩移動が前提:
日常の買い物やJR・都営地下鉄の利用は、浜松町駅・大門駅まで歩くことが前提となります。
まとめ
竹芝駅周辺は、近年の再開発によって魅力的な施設が増えたものの、本質的に「住む」ことを主目的としたエリアではありません。住居の選択肢がほぼ無く、日常の買い物も非常に不便なため、一般的な住みやすさの評価としては低いと言わざるを得ません。
もし何らかの理由でこのエリアに住む場合(例えば、ごく稀なサービスアパートメントなど)、ウォーターフロントの景観や新しい施設の雰囲気を楽しむことはできますが、生活の基盤は隣接する浜松町・大門エリアに大きく依存することになります。
したがって、竹芝は「訪れる場所」「働く場所」「船に乗る場所」としては魅力的ですが、住む場所を探しているのであれば、他のエリアを検討するのが現実的です。